透析関連手術に要する時間

透析関連(シャントと腹膜透析)の手術に要する時間のまとめです

①シャント手術に要する時間

前腕の一般的なもの:約40分

肘の一般的なもの:約50分

②動脈表在化手術に要する時間

約25-45分(肥満傾向にある場合は45分程度かかります)

③腹膜透析関連手術に要する時間

・腹膜透析用カテーテル挿入

標準体型:約30-40分

肥満体型:約40-50分

・腹膜透析用カテーテル抜去

標準体型:約20-30分

肥満体型:約30分

上記はおおよその目安で、血管の状況が芳しくない場合には広げるために少し時間がかかる場合もあります。

透析関連の手術は大掛かりなものは少なく、意外と短いことに驚かれるのではないでしょうか。

聞いたことのある、手術時間に対する意見

以前、シャント手術を全くやったことのなかった時代に、「シャントは手術が早ければよいってもんじゃないんだよ。」とおっしゃっていた血管外科の先生がいました。当時は、なるほどそうなんだと思っていました。

今は、「手術をゆっくりやれば、良いシャントができるってもんじゃないんだよ。」と考えています。

時間が長いほど、手術を受けている患者さんは辛いはずです(全身麻酔でやるのであれば別ですが)。

「ゆっくり=丁寧=上手」とは限らない

もちろん、JCHO千葉病院の院長の室谷先生は私なんかよりも手術は速いです。

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