透析の穿刺”専用”のお勧めエコー

今回は穿刺専用のお勧めのエコーです。

GE社製の「VSCAN Extended」 です。

恐らく多くの施設で使われているかと思います。

適応条件は

「シャント評価やエコーを用いたPTAをしない」

「穿刺にのみ使用する」

の2点です。

穿刺に使うためだけなら、このVSCANで十分です。

かなり深くて難しい穿刺でもこの画質でも十分だと思います。周波数は低めの設定なので、針先が非常に見やすいというのも穿刺に得意な理由だと思います。

このエコーでBasilic Veinの穿刺も簡単に行えます。

このエコーのメリットを挙げます

・価格が安く導入しやすい

・針先が見やすい+画質も穿刺には十分

・起動が早い

・充電がかなり長持ちする(1時間はもちます)

値段もお安めなので、JCHO千葉病院でも何とか2018年10月頃に2台導入してもらうことができました!!!(あともう2台導入を狙っています)

何度も繰り返しになりますし、辛辣な意見にはなりますが、

透析施設としてエコーを導入せずに、医者が「穿刺が難しいから反対の腕にシャントを再建してほしい」とか「穿刺が難しいから人工血管を入れる手術をしてほしい」

というのは良くないことであると考えます。

確かに、シャントというのは透析を行うための命綱ですが、シャントは患者さんの体の一部であり、そうやすやすと再建するということは避けるべきと考えています。手術を受けるのは患者さんです。

まずは、エコーを使って穿刺できないのかトライすべきであるのです。

エコーを使って穿刺できるのなら、エコーを導入すべきです。無用な手術を減らすことも重要だと考えます。

穿刺が難しいことはもはやシャント再手術(人工血管で再手術)の理由にはならない

やはりエコーは小は大を兼ねることも大は小を兼ねることもできません。

やはりここは患者さんのためにエコーを導入しましょう。

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